碇屋工房Web野球部 vol.77
|
|
さて、今年も当たらない予想、やってみようかと思いますw
○デトロイト・タイガース(DET)―●ニューヨーク・ヤンキース(NYY)
先発投手陣の差でDET有利と見た。但しNYY打線がバーランダーを攻略する様だと話は別になる。
※DET
バーランダーと言う今期のMLBでは最高の投球を続ける絶対エースを持つのは強み、昨年の移籍後より安定感を増し続けるシャーザーに、無援護球団マリナーズを出てから連勝街道を突き進んだフィスターの3本は安定感がある。リリーフは抑えに剛腕バルベルデが控えるが、脇を固めるリリーフ陣の成績に圧倒巻が無い。セットアップと期待して途中獲得したポーリーの成績も平凡なだけに、安定感のある先発が長いイニングを抑える事が勝ちぬく条件となる。相手が先発投手に手古摺るようなら、勝負ありだろう。
打線は主砲・カブレラを中心に新鋭のアビラやベテランのマルティネス、ペラルダと役者は揃うが、ジャクソンが不振気味の為、やや繋がりに欠ける感が有る。無論、優勝するに値いするだけの打線では有るが、勝ち抜くためには、出塁を演出する「ラッキーボーイ」が必要かもしれない。
※NYY
後半戦、Rソックスの失速も有って2年振りの地区優勝。打率こそ劣るものの、出塁率と長打率に勝るマネーボール打線+脚力も得、リーグ屈指の打線に成った。A-RODの長期離脱で依存度が下がったのも○。テキシェラやカノ、下位ではマーチン等もチャンスで強く侮れない。
問題は投手力。苦手だったRソックスがポストシーズン進出を逃したお陰で、エース・サバシアは問題無くなったが、後が課題。後半戦でノバが成長しヒューズが持ち直したのは朗報だが、ガルシア、コローンのベテラン勢は投げてみないと調子が判らない。更にバーネットは最終先発のRソックス戦でこそ好投したが、相手が下がり目。後半戦の目を覆いたくなる制球難を鑑みれば、バーネットの起用方法がポストシーズンを勝ち抜くカギとなる。幸い、歴代最多セーブを塗り替えたリベラを中心に、リーグ最高のセットアップマンに成長したロバートソン、後半持ち直し、昨年セーブ王の実力を垣間見せたソリアーノと並ぶリリーフ陣は盤石。左腕がローガンしかいない事を差し引いても後半僅差のゲームにすれば、勝ち目はありそうだ。
○タンパベイ・レイズ(TB)―●テキサス・レンジャース(TEX)
勢いでTB有利としたが、昨シーズンのWS経験者が並ぶTEXとここ一番での勝負強さは略互角。共に先発陣が安定しており、中々見どころが有る。
※TB
後半の驚異的な追い込みでワイルドカードをさらったTB。強力な先発陣がその躍進の要因だろう。特に昨年の不振を乗り越え、この投手分業制の時代に11完投と獅子奮迅の活躍を見せたシールズの存在は大きい。バーランダー程ではないが、圧倒的なスタミナを持つエースを1戦目では無理だが2戦目には使えるのは+だ。プライス、ヘリクソンまでは十分に強力打線を抑える迫力はあるし、デービス、ニーマンも安定して居る。翻って救援陣はやや不安。ファーンズワースは安定して居るが、他に絶対出来に信用できるリリーフが居ないのは辛い所だ。
打線はやや迫力に欠けるが、相変わらずの得点力。だが、短期決戦ではもう少し「打てる」打者が必要になる。ロンゴリアやゾブリストと言った主軸や、経験豊富なデーモンと言った選手辺りに頑張ってもらい、尚且つラッキーボーイ的な選手の登場も欲しい所だ
※TEX
ライアン球団社長の「投手力重視」の戦略が実り、特に先発投手陣は充実。昨年のリー(フィリーズ)の様な切り札こそ居ないモノの、ウィルソンがエースとして完全に一人立ちをしたのは大きい。また、ハリソン、ホランド、オガンドと言った若手も先発として独り立ちしており、崩れると脆いが、調子が良いと全く手のつけられない投球をする為、良い目に転べば、比較的楽に勝ち抜いて仕舞う恐れも有る。抑えにもフェリースと言った名うての抑えを擁するが、フェリースの安定感は昨年ほどでは無く、全体的にリリーフ陣はやや弱い。ブラックディール補強組である上原やアダムスらの腕の見せ所だ。
打線はゲレーロが抜けベルトレイが入っただけで変わりなし、今年も途中離脱したが相変わらずハミルトンも元気で穴の無い打線。チャンスでも確り畳みかけてくるだけに2年連続のWSも有るかもしれない。
○フィラデルフィア・フィリーズ(PHI)―●セントルイス・カーディナルス(STL)
順当にいけばPHIの勝ち抜けが固い。STLはそもそも第1戦にエースをつぎ込めない時点で苦しい。
※PHI
優勝後の連敗で「あれれ」と思わせたがその後は確り持ち直し。今シーズン開幕前からWS制覇一番手と見られていた実力をまざまざと見せつけて下さいました。何せ短期決戦で必要となる切り札的絶対的エースが3人(ハラディ、リー、ハメルズ)も居るだけでおかしな話。更にオズワルドとブランドンの故障中にウォーリーと言う有望な若手先発投手が出てくる始末。スウィングマンとして機能していた、ケンドリックも先発で全然問題なしと層の厚さは通常球団2つ分位ある。弱点はリリーフだが、先発陣が超強力で、更にマドソンが抑えで、バスタードがセットアップで機能しており、他球団ほどの厚みが必要無いのが実情。
打線は此処数年ほとんど同じラインナップ。イバニェスにやや衰えが、アトリーもやや故障の影響がみられるが、途中加入のペンスが水を得た魚の如く活躍しており、攻撃力は例年通り。やはり、リーグ優勝、そしてWS制覇一番手と見て間違いは無さそうだ。
※STL
後半の猛追でワイルドカードを勝ち取った要因は、やはり安定した先発投手陣か。エース・カーペンターは勝ち星こそ増えなかったものの安定した投球をみせ、勝ち頭のローシュも安定した投球を見せていた。ガルシアや途中移籍のジャクソンは好調ならば手を付けられない投球をしばしば見せているが、其れが「此処一番」で発揮できれば大番狂わせも有るかもしれない。リリーフ陣は陣容が随分入れ替わったが抑えに抜擢されたサラスが大化けして安定。モット、ドテル、サンチェスの右、ローズ、ゼプチンスキーの左と中継ぎにも駒が揃っている。
打線は主軸のプホルズ、バーグマン、ホリディを中心に厚み、実績とも十分だが、1番打者の不振が結局最後まで響いており、其れが得点力にどう結びつくか。あとは最終戦を欠場したホリディが果たしてポストシーズンに出る事が出来るのかも、得点力に大きく響いてくる。
○ミルウォーキー・ブリュワーズ(MIL)―●アリゾナ・ダイアモンドバックス(AZ)
ハドソン、ケネディの出来次第。平凡な出来で強力打線に捕まるようだとアウト。
※MIL
昨年までのガヤード、ウルフに加え、昨オフにグレインキー、マーカムを獲得したトレードが見事に当たり。特にガヤードとグレインキーはツボに嵌れば圧巻の投球をするだけに、先発陣は中々期待が持てる。抑え経験者4人を擁する救援陣はポストシーズン進出4チーム中、最も安定感が有るかと思われる。序盤こそやや安定感を欠いたが、その後はリーグを代表すると言っても過言ではない投球を繰り返した、抑えのアックスフォードに、更にMLB屈指のクローザーで有ったK-RODを加えた投手陣には、故障明けでは有るモノの今期は万全の状態でポストシーズンに臨める斎藤、此方も故障がちでは有るが安定感のあるホーキンスと駒は揃う。左腕が殆ど無いに等しい現状は有るが、其れでも、強固ではある。
ブラウン、フィルダー擁する打線は文句なしだろう。確りポストシーズンにはウィークスの間に合った。昨年に比べるとマギーがやや不振に陥っているが、脇を固める人材は概ね好調。あとは強力な先発投手に対峙した場合、如何打ち崩すかだろう。
※AZ
先発投手陣の急成長で一気に下馬評を覆したDバックス。その原動力となったケネディ、ハドソンの両輪が活躍すれば、2001年以来のWS制覇も有るかも知れない。ルーキーのコルメンターもツボに嵌った時の投球は圧巻なだけに、若手先発陣が如何機能するか注目したい。救援陣は抑えとして完全復活を果たしたプッツを中心に、移籍後セットアップマンとして急成長したヘルナンデスや途中移籍加入の変則右腕ジークラーら其れなりに揃ってはいるが、やはり、先発の出来がカギを握りそうだ。
打線はポストシーズン進出チーム中最も不安。何よりも「荒い」。此処数年のチームカラーではあるのだが、相手の投手が「切り札的」な好投手だと打ちあぐねる可能性は十分にある。弟アップトンなど成績を見れば後10打点位上積み出来そうなモノなのだが、其れが無いのが物足りない所か。ただ、得点力不足を言われながらWSを制した昨年のジャイアンツの例も有るので、何とも言えない所なんですけどね。
感想ありましたら此方へ
11.9.29更新 |
|
|